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ドーハラウンドで見るWTO

貿易が色々な弊害を生んでいると、指摘されているが、貿易自体を批判する人は少ないだろう。ドーハラウンドで、日本の「コメ」の問題は先送りされたが、今後の交渉では日本の食料自給率の更なる低下が予想される。

WTO(世界貿易機関)とは、モノ・サービス等の貿易を円滑にし、関税や障壁を下げることが目的である。元々はGATT(関税及び貿易に関する一般協定)という組織であったが、WTOへと移行した。

WTOとGATTの違いは、GATTがモノの貿易を扱い、全体での合意を国内法の範囲内で遵守することであるのに対して、WTOでは、モノに加えてサービスの貿易を扱い、全体での合意は全ての加盟国が遵守することになっています。

WTOとGATTの違い

ドーハラウンド

次に、ドーハラウンドについて見てゆく。ドーハラウンドとは、貿易自由化のための新たな交渉であり、ドーハ(カタール)で立ち上げられたため、その名が付いている。この交渉は数年に及ぶものであるが、今回、香港で行われた会議の現状を見てみよう。

ドーハラウンドでの主な議題は、農業分野である。日本のコメの関税率は、前回のウルグアイラウンドで778%であったが、その削減が大きな問題となっている。つまり、外国米の輸入する際の価格が1000円であれば、8780円で輸入されることとなる。この関税率を、日本は500%強にすることを求めている。

しかし、米国は特定の品目に高い関税率をかけずに、全農作物に上限75%の税率をかけることを主張し、EUも賛同しつつある。

日本は危機的状況であるが、今回の会議では他の問題に焦点が当てられ、この問題が先送りされたが、今後の交渉では日本にとって非常に難しいものとなるだろう。

今回、焦点が当てられたのが、輸出補助金である。EUは輸出補助金を多用しており、米国はこれを撤廃するように求めた。しかし、EUも米国が食糧援助として外国に輸出している農作物を廃止するように求めて対立した。EUは2013年に輸出補助金を廃止することで合意した。

WTO(http://www.wto.org/

WTO早わかり Q&Aブック
http://www.mofa.go.jp/
mofaj/annai/pr/pub/pamph/pdfs/wto_qa2.pdf


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